2022年01月10日
手入れが簡単でおしゃれな庭づくり
それほど手入れをしなくても、植物がしっかり育っているおしゃれな庭は理想的です。そんな庭であれば、毎日庭に出たくなり、家で過ごす時間もさらに充実しますよね。手入れが楽なのに、毎年花を咲かせてくれる木や草花、球根などを知っていると、楽にガーデニングが楽しめるはず!
そこで今回は、過去に取材させていただいたプロの園芸家の皆様から教わった、ガーデニングにまつわるおしゃれなテクニックを紹介しながら、手入れが楽で頑張りすぎないガーデニングを楽しめるコツをお話ししていきます。
庭の土の部分が減れば、雑草は減ります。庭の全面をコンクリート舗装したり、防草シートや石を敷いてしまえば雑草が生えることも無く簡単にすっきりします。でも、コンクリートや石ばかりでは夏は太陽の照り返しが強くて熱くなったり、緑の全く無い庭は無機質でさびしいと思いませんか。
そんな場合は、雑草対策のためにコンクリート舗装や石、レンガ、枕木、天然芝、人工芝などを敷くスペースと、土を残して植物を育てるスペースをはっきり分けると、おしゃれで管理しやすい庭になるのでおすすめです。
専門業者に依頼するか、DIYで作業するかによってかかる費用や出来上がりの雰囲気が変わります。庭は一度作れば長く使えるので、お金をかけて専門業者に依頼するのもいいですし、DIYでゆっくり時間をかけて自分好みの庭づくりをするのもいいですね。
写真は、花壇以外の場所に防草シートを敷いた上に、人工枕木と化粧石を設置した例です。我が家の庭は小さいので、友達に手伝ってもらい2人で1~2日ほどで設置しました。雑草だらけで悩んでいたので設置して良かったと思っています。たまに雑草が生えることがありますが、防草シートの上には根が強く張れないので簡単に根ごと抜けます。
庭にシンボルツリーなどの木を植える際、あまり手入れをする時間を持てないとわかっている場合は、ゆっくり生長するような木や、それほど大きくならない木、病害虫の心配が少ない木を植えるといいですね。かっこいいからとか、なんとなくで木を選ぶと、こんなにすぐに大きくなると思わなかった!など、後で困ってしまうのでしっかり調べてから植えましょう。
例えば、カラタネオガタマ、ソヨゴ、ドウダンツツジ、ハイノキ、フェイジョア、マルバノキなどは、ゆっくり生長する木と言われています。
2022年01月05日
初心者にオススメの庭作りを解説!
DIYでオシャレな庭づくりをしてみたい。庭づくりはしたいが、はじめてなので、何から手をつけてよいかわからない。そんな方のために、ここでは庭をDIY でつくる方法をご紹介します。写真やイラスト付きで解説しますので、参考にしてください。
まずは、どんなふうに庭を使いたいのか? 目的を決めましょう。例えば、草花や紅葉などの‘色’を楽しみたい方は、「眺める」のが庭の目的になりますね。また、ペットと「遊ぶ」、家庭菜園で「育てる」「食べる」など、庭の目的は人それぞれ異なり、目的によって必要なアイテムも異なりますし、イメージも絞られてきます。
このように、目的をハッキリさせるとイメージもまとまりやすくなります。それでは、いくつかの庭のイメージをご紹介しましょう。
自宅の空き地を素敵な空間に変えたいけれど、庭づくりって何から始めればいいの?庭づくりを始める前に、まずは家の空き地を庭に変える手順をチェックしてみましょう。ここでは、イベント会場でつくられた庭の施工プロセスを例に、庭の輪郭のつくり方をご紹介します。テラスと芝生広場、花壇ができたら、そこにさらにプラスすると庭がセンスアップするアイテムも3つご紹介します。
敷地全体を見回し、配分を決める
黒と青のシートが敷かれている地面は、約6.5×8mです。中央奥の壁に描かれたブルーの扉が、家と庭が接する場所です。このスペースを花壇、芝生広場、テラスの3つのエリアに分けて、庭づくりスタート!
家と庭の間をつなぐテラスを設ける
部屋から庭に出られる掃き出し窓や扉の前に、地面より一段高くタイル貼りのテラスが設けられました。庭にアクセスする場所には、履物を着脱するためにも役立つ中間地帯として、テラスやウッドデッキなどの平らな空間があると便利です。テラスの前は、広い敷地を生かして、円く芝生(写真は人工芝)を張った広場としました。この後、周辺は花壇になります。部屋の窓から外を見た時、芝生越しに花壇があることで、圧迫感がなく外の風景も広く感じられます。
花壇に草花を植える前に樹木を植える
敷地の中で、テラス、芝生、花壇と、それぞれのスペースの配分が決まりました。次は、いよいよ植物を植える段階。植物は、大きなものから小さなものへ順に植えると、ごちゃごちゃにならず、配置も決めやすくなります。
仕上げにプラスしたい3つのアイテム
花壇に季節の花が咲き、風が木の葉を揺らす……。何もなかった土地が、自然を身近に感じる庭へと変わりました。花壇は、必ずしも花や緑を植えるばかりでなく、野菜を植えて家庭菜園を楽しむのも方法です。さらに、毎日が過ごしやすくて素敵な庭に仕上げるために、3つのアイテムをプラスしています。一つずつご紹介しましょう。